No3  グリーンファイターと我が家

(2001年10月/母C)

最終回、二死満塁。5対4で1点のリード、一打逆転サヨナラの場面。さっきまでマウンドに立っていた中1の長男は、 一塁を守っている。今、マウンドで投げているのはグリーンファイターで一緒に練習してきたチームメイトだ。 これを守りきれば、勝利だ。「頑張れ!」、心の中で祈った。フルカウントの末に投げたボールをバッターが打った。 ショートがさばいて1塁へ送球。勝った。

先日、行われた中学での野球の試合でのハラハラ・ドキドキの場面です。我が中1の長男は、「まだ部活ではボ−ルを、 あまり触っていない。」と言っていた上、我がチームは1年生部員だけでの試合、どうなる事かと心配でしたが、 グリ−ンファイタ−で教わった事、身につけた野球で何とか試合に勝つことができました。

この時、最後にショートからの送球を受けた息子と野球との出会いは今から5年前、小学2年の時でした。  当時グリ-ンファイタ-に入っていた幼馴染のS君と同級生のS君に「一度練習を見に来て。」と誘われていたようです。 本人、野球はまったく知りません。父親も野球には興味がなく、家では私1人がプロ野球を観戦していました。 そんなある日、家に帰ってくるなり「僕、グリ-ンファイタ-で野球をやる」と言いました。それからです。

キャッチボ−ルをしたことがなく、ル−ルも知らなかったのですが、毎週グロ−ブだけを持って練習へと出掛けて行きました。 まず、帽子を買いました。野球を続けるかどうか分らかったので、まだ早いと思ったのですが、本人は帽子をかぶるだけで チ−ムの一員になれる気がしたのかもしれません。

小3の春には、試合に出るという事で、ユニホ-ムもそろえました。届いたユニホ−ムは6年でも着られるようにと、 大きめだったためぶかぶかでした(おかげで6年まで着ました)。でも本人にこにこ顔で、カメラにパチリ。

当時3,4年生合わせて、1チ−ム出来るかどうかという人数でしたが、友達を誘って1人、また1人と増えて、いつの間にか 1学年で1チ−ム作れるようになり、6年生の時には、16人となり、とても気の合う、仲の良いメンバ-に恵まれました。 卒業した今も、チ−ムメイトとは連絡を取り合っています。

ところで、父親ですが、今では野球にドップリつかっています。あんなに野球には興味がなかったのに、と不思議ですが・・・。 やはり子供の事が気になったのでしょう。グラウンド当番の手伝い(次男が小さいので私の代わりに行ってもらいました) や試合の応援に行くと、帰ってから、子供にアドバイスするようになりました。本も買って参考にしていたようです。 高校野球やプロ野球の中継も見るようになりました。投げ方、打ち方、ああだこうだ、家の中をボ−ルが飛び交うようになりました。

4年になり試合も増え、グラウンドに行く回数も多くなり、そのうち練習にも参加するようになりました。 チ−ムからユニホ−ムまでお借りしたのです。土日には、二人共弁当持参で野球に行くようになりました。試合の時は次男を連れて、 私も応援に行くことが卒業まで続きました。チ−ムの皆さんには、次男も面倒を見ていただき、次男もグラウンドに出掛けるのが、 大好きでした。

家族そろって充実したグリ−ンファイタ−での4年間でした。

代表、監督、コ−チの皆様には、卒業後も長男たちの事、気に掛けていただき本当にうれしく思います。

長男には友達を大切にして、人とのつながりを大事にして欲しいと思います。毎日、練習で朝早く出掛け、夕方遅くに 帰って来る長男、さらに練習して良い試合が出来るよう頑張って欲しいものです。


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