No21  卒団を前に・・・

(2010年3月/母R)

息子が2年生になって間もなく「野球がしたいんだけど・・」と言って持ってきたのが、 下校時にもらったグリーンファイターの勧誘ちらしでした。友達もいないし、練習をしているという 飯山満小がどこかもわからないのに・・・。

すでに他のチームで野球をしている友達と戦いたいとのこと。とりあえず父と見学・体験に行ったのですが、 なぜか父がグリーンの帽子をもらって帰ってきました!!それからは、親子共々グリーンファイターにどっぷりとつかり、 野球中心の小学校時代を送ることとなりました。

大変に思ったことは、泥だらけのユニホームの洗濯・朝早い日のおにぎりづくり・夏の冷凍庫が野球用の氷で占領されること。 26人の子供+コーチ+母達というダントツの大所帯は、何をするにも準備から大変でした。

夏のグランドはじっとしていても暑いし、冬は手足の感覚が無くなる程寒かったけれど、子供達が頑張っている姿、 それ以上に監督やコーチ達が一生懸命指導してくださる姿には頭の下がる思いでした。時には前夜の疲れ(飲み??) を引きずりながらも、水たまりに土を運び、グランド整備をし、一人ひとりに目を配った指導で26人全員野球を貫いたことには 本当に感心しました。

監督がずっと「6年のAチームになった時に結果を出す!」と言われていたことが今、息子達の 「野球が大好き!中学でももちろん野球!」と言い切る誇らしげな笑顔に重なっています。子供達はのびのびと野球をしていました。 涙と感動と時には大笑いと、母達の応援席もいつもにぎやかで楽しかったです。最後の試合終了の26人全員の背番号が並んだ瞬間は 誇らしく、感動的でした。

「友達と戦いたい!」という願いは数回しかかなわなかったけれど、グリーンファイターでは野球はもちろんのこと、 キャンプやさまざまな行事でのコーチ・母達・仲間達との交流でたくさんのことを学びました。 代表・監督・コーチ達は子供達の努力や良いところをたくさん褒めてくれました。試合中はいつも「大丈夫!それでいいんだよ!」 という言葉が聞かれました。その言葉が子供達の自信となり、野球以外の場面でも前向きで積極的になってきたと感じています。

卒団を前に、代表・監督始め、チームのすべての方々に感謝の気持ちでいっぱいです。そして、明るくいつも気遣って頂いた楽しく "美しい"ママ達、本当にありがとうございました。


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